サムの山をお散歩していて、ふと思い出したことがあります
▽「ある村では毎年、祭りが近づくとどこからか白羽の矢が飛んできて、
若い娘のいる家の屋根に突き刺ささりました。

▽その家では娘を白木の箱に入れ、人身御供として
差し出さなくてはなりませんでした。

▽そして真夜中になると怪物が現れ娘をさらって行きました。

▽ある時この村を旅の僧侶が訪れ、僧侶は怪物が
信濃の「しっぺい太郎」を恐れていることを知ります。

▽僧侶はしっぺい太郎を探しに出掛け、それが赤穂村(駒ケ根)の
光前寺に飼われている犬であることをつきとめました。

▽僧侶はしっぺい太郎を借り受けて村に戻り、
娘の代わりにしっぺい太郎を白木の箱に入れて差し出しました。

▽そうとは知らず白木を開ける怪物。しっぺい太郎は怪物と激しく戦い、
傷を負いながらも怪物を退治したのでした。」というお話。

子どもの頃に、絵本かまんが日本昔ばなしで見たであろう「しっぺい太郎」。
このお話が大好きで、今でも覚えているのが
「しっぺい太郎にゃ 知らすなよ〜」のフレーズ。
怪物が白木を開ける前に小躍りしながら歌うのです。
それを聞いた僧侶が、しっぺい太郎を探し出し
村を怪物から救うというストーリー。
自然あふれるサムの山を歩いていたら、ふと思い出したこの昔ばなし。
こういった昔ばなしは、名前を変え日本各地で語り継がれていて
私の生まれ育った地元にも
「メッケ犬」伝説として残っています。
しかも、命をかけて怪物を退治したメッケ犬は
子どもの守り神として
犬祭りにまでなっている。
▽我が家のメッケ犬はどうだろう・・・

※ちなみに、昔実家で飼っていた
宗治(そうじ)は
▽「犬祭り」のポスター犬やりました(笑)いい思い出。
